自作の振袖
京手描友禅作品展に振袖を出展しました。
制作するにあたってのコンセプトをこちらに書きとめておきたいと思います。
題名【優艷】(ゆうえん)
結婚式に着る引振袖を制作
題名の【優艷】とは、優しくしとやか、上品で美しいという意味で、むらさきの言葉の意味でもあります。
メインの柄は、大きな鏡をイメージして配置。
鏡の枠には、ロココ調の装飾を銀の金彩で所々に入れて、雰囲気で鏡の存在を表現しています。
紫の淡い地色にふんわりとした大きめの薔薇、デザイン化した小さめの薔薇を散りばめています。
細いリボンを何重にも結び、リボンの流れに沿って、サンキライの葉と実を入れました。
同系色の引振袖ということで、柄が目立たなくなるところは、銀系の金彩を多めに使い仕上げました。
振袖ですが、少し落ち着いた感じの優しい大人っぽい感じに仕上げました。
着る人が、より可愛く、より美しく見えるように常に考えて制作しています。
実家が丹後ちりめんの織元で、両親が夜中まで仕事して織っていた貴重な白生地。
この生地を何十年もなんとかしたいと考えていました。
祖父母が織った生地で、母がデザイン制作した引振袖。
この振袖を羽織る娘を見てみたい✨
ちいさな夢の話‥
1.2.3月は日々の仕事や家事に加えて、こちらの振袖の追い込みだったため、ほぼ記憶がありません💦
また来年頑張ります❣️
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