1.17

その日、私はお給料を払わないといけない!という使命感だけで動いていた

朝、大きな揺れを感じたが状況はわからず、とりあえず息子を保育所に連れて行き、最寄りの駅に向かった

前日に作った同僚のための誕生日ケーキを持って‥

当然その頃は調べるすべもなかったので、駅に着いて電車が動いていたので、出勤できてホッとしていた

職場に到着すると、ビルの窓ガラスが一定の方向だけ全部割れて、若い人たちが片付けていた‥そして、ほとんどの人が出勤できていないことに初めて気づく

それから、長い間、大阪と神戸は遠いところになった

他の人たちが支援したり、何時間も歩いて手伝いに行ったりしていた中、自分も何かしたくても、小さな子どもを抱えて生きていくのに精一杯で何も出来ず、ひとり不甲斐なさを感じていた

あれから、28年

必死で育てた子どもも大人になり、あの頃のことを知る人たちも少なくなっている



今日できることは今日しよう

やりたいことは先延ばしにしない

精一杯頑張って過ごして行こう

一度しかない人生、普通に生きていくことは奇跡だから

Heart of cat

つまみ細工講師兼手描き友禅職人の日々

0コメント

  • 1000 / 1000