2020着物に世界を映す
インスタにも書きましたが、手描友禅を習うために入学した、京都伝統工芸大学校でのこと
当時、イマジンワンワールドさんの、世界213の国と地域をデザインした、振袖と着物を制作する‥という企画が始まり、その中の一つ、セルビアの着物を私たち学生が作ることになりました。
学生が作るのは、全ての作品の中でこの一着のみ。
もちろん、先生のご指導のもと制作が始まりました。
当時の2、3年生一人一人がデザインを考えて、それらを組み合わせて下絵が完成。
私は、他の制作に入っていたので、先生の配慮でこの後の作業工程のみ参加させていただきました。
自分の作品以外での制作は、もちろん初めて。
それも、オリンピックで使われるかもしれない振袖
その緊張感は、今でも覚えています。
毎日毎日、授業時間をこの振袖の制作に費やすこと数ヶ月
そして出来上がった時は、本当に嬉しかった✨
そして、大きな大会でお披露目もされて、次はオリンピック‥と期待していました。
初めから、開会式に‥というわけではなかったけど、何かの形で世界の方に見てもらえたら、という気持ちで当時の代表の方はプロジェクトを進めておられたのだと思います。
日本の技術
素晴らしい素材
それらを残していくのが使命のように
私たちも真剣に取り組んで、素晴らしい作品ができたと思っていました。
結果、オリンピックには出されなかったけど‥
また、何かの形で発表されれば、日本の伝統文化としての着物をもっと広めていけるのではないでしょうか。
着物は、飾っても美しいけれど、着てさらに美しいもの
日本人の、隠れたところにもこだわる技が至る所に散りばめられています✨
↓ここでプロジェクトで作られた着物が見れます。
https://youtu.be/jjD06pnb1aE
学校で関わった振袖のデザイン画は描けなかったのですが、代わりに、染織意匠コンペに出品したコモロ連合のデザイン画が振袖の柄に採用されました^ ^
展示されるのもいいけれど、やっぱり着て歩く姿を見せてほしいと切に思います。
イマジンワンワールド
キモノプロジェクト
作り手の思いが届きますように✨
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